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悲しみに埋もれる

前回の続き⇒愛するものを愛したいように愛したい

30才の誕生日にやってきたカメのがくちん
手のひらサイズでこんなにちっちゃかった

なんでもっと一緒に寝なかったんだろう
なんでもっと一緒に遊ばなかったんだろう
なんでもっと美味しいものをあげなかったんだろう

後悔が途切れなく出てきて
激しく泣き叫んで
同時に自分を責めて責めて責めまくる

ぶちたくなったから
自分で自分を何度も平手打ちした

死ぬ前日、様子がおかしかったから
一緒に寝ようと思ったけど、床は痛いし、布団を敷くのも面倒で
ソファの上と下、近距離で寝た

ちゃんと一緒に寝れば良かった・・・と大後悔

死んでからようやく何年かぶりに一緒に寝た
ずっとごめんね、ごめんねって言いながら
手を握りしめて最期を共にした

ここで初めて気付いたんだよね
実家に戻って5年
一度もがくちんと一緒に寝なかった

それまでは一緒によく寝てよく遊んでた
震災で滋賀に避難した時も一緒に連れて行って
仲良しだった

それが実家に戻った途端
がくちんと距離ができてしまっていた自分に
愕然とした

わたしの人生の台本は
なんでこれを繰り返すんだ?
どん底の悲しみがそんなに必要か?

ふざけるな!

怒りが止まらない
こんな状態が3日続いて
4日目に火葬したら怒りだけ出てこなくなった
悲しみだけが出てくる

死んでから火葬するまでは
・後悔するようなことは絶対しない
・わたしの望みを些細なことまですべて叶える
って誓って何をやったかというと

1)思い出にがくちんの爪と鱗が欲しい
自分でやってみたけど、怖くてビビってできない
なので隣の犬猫動物病院の先生に、
やってもらえないかお願いしてやってもらった
鱗は皮膚とくっついてたのでメスで切ってた・・・
なかなかエグい・・・こりゃ自分では無理だ
先生がいてくれて助かった

2)一緒に手を握って寝たい
体勢が難しく、試行錯誤したけどできた

3)引取に葬儀屋さんが来るまでは、とにかく触って一緒にいたい
一緒にソファに座って、甲羅や頭、首、手足、いろいろ触って
ずっと感触を確かめていた

4)火葬前のお経をあげてる時に動画を撮ってないことに気づき、撮りたいと思った
この時に遠慮が出た・・・この期に及んで
自分でもびっくりした
こういう場面では静かにするものとか、撮影は無礼・・・というか、
やらないものっていう常識が出てきたんで、
冗談じゃないって常識を振り払って撮影した

5)火葬の準備ができてシャッター降りますって時に、最期にもう一度触りたいって湧いてきた
これは出来なかった。もう手を入れたら危ないだろうって
やらない理由を作ってしまった。1分前までは触ってたしって。
これは後悔した。聞けば良かったのに・・・
聞くことすら遠慮してしまった。あ~

結局、望みが出てきた時に
・すぐやれるか
・すぐ言えるか
これが究極の時には大満足か大後悔かの分かれ道になる

普段の日常はすぐ叶えなくても
大丈夫な場合がほとんどじゃない?
その練習不足が大後悔に繋がる

すぐやるって大体が面倒くさい
あとは遠慮ね

今じゃなくていいじゃん
5分後でいいじゃん
明日でいいじゃん
やらなくて、言わなくていいじゃん

と頭は考える

でも、すぐできるようになるには?
ずっと自分に問いかけている

愛するものを愛したいように愛したい

これはわたしの人生の台本のテーマでもあると思う
今後の内容は知らないけど
あと猫が13匹もいる

もっともっと愛おしみたい

そんなことを思う台本があるわたし
猫との生活が楽しく、かわいーって思う日常で
ラクに育てることをマジで望む

5日目
ただただ悲しい
カサッと物音がするとがくちんかと一瞬思って
違う・・・もういないって思い返す

がくちんが大好きだったきゅうりを見ては
もう買わなくていいんだ・・・って悲しみに暮れる

6日目
「やりたいなぁ こうしたいなぁ」
と思うことが
「いつかやりたいなぁ いつかこうしたいなぁ」
であることが多いってわかった

今やりたいことではないことを、
今思うことが多いのだ

これらがほぼ面倒くさいに繋がっていた
いつかの未来に意識がいった時に
それを今やりたいのか再確認するだけで
だいぶ変わった

例えば
「絨毯を水拭きしてきれいにしたいなぁ」
と思ったら、
「それは今したいの?」
と自分に問う
「今はしたくない。今はコーヒーを淹れたい。水拭きはいつかしたい」
そうやって今したいコーヒーを淹れる

この繰り返しをやってみただけで
たった1日で、変わったのが
子猫たちと棒遊びをしたい、もっと抱っこしたい
という一見簡単そうにみえる願いが何ヶ月もできなかったのに
すぐできた
しかもいちいち自分に確認することなく無意識で・・・
これには驚いた

愛するものを愛したいように愛することができた

7日目
がくさんは美しい・・・
死に顔の写真を見るとそう思う
そして涙が出てくる

その後はたまに突然悲しみがでてきては
泣き叫んだりで・・・
この悲しみ日記をまとめてると
また涙がでてくる

そんな8月だった
そして今日は10/5
亡くなってちょうど2ヶ月経った

不思議な存在感だったなぁと思う
猫や犬と全く違う

ただ ただ もっとずっと一緒に側にいて欲しかった

愛するものを愛したいように愛したい
このテーマはもっと自分を大切に扱うことにも繋がる

がくさんのことで思い出し笑いしたことがあって
わたしのリーディングって
映像で見えないし、音で聞こえないので
初めはとても苦労したのね

エネルギーをただ感じ取るとか思い付くタイプなんだけど
唯一、声がはっきり聞こえたのが
がくちんのうんこ事件(笑)
もう8年も前の話なんたけど

リクガメってお風呂入れた時にトイレするんだけど
この時、動物との会話の練習をしようと思って
「もう片付けていいかなぁ~?」って
がくさんに聞いてみようと思ったのね
で、その思った瞬間

「まだだめ!!!!」

って叫び声が聞こえたの
思わず振り返ったよ(笑)

これが思い出のがくさんの声
一生忘れない