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愛しいものに浸る

しまじ
あなたはもういない

写真を見るたびに
再確認し、再認識し、再覚悟をする

前の奇跡の存在の続きです

昔から日々の記憶力が人一倍ないので
すでにしまじの記憶さえ写真に頼らないと危うい

いつもはこの異常な記憶力のなさを全く問題視してなく
むしろ笑いネタだ
でもこんな時ばかりは悔やまれる

思い出せない悲しさ

これほど辛いことはない
記憶もあやふやだったり
だから猫はたくさん写真や動画に残している

残酷だ・・・急死というのは
心の準備ができてる病死と違って
突然日常がぶった切られる

やっておけばよかったって
後悔と罪悪感でいっぱいになる

・最近の「あうあう」っていうかわいい声をさっさと撮っておけば良かった
・棒遊びダッシュのかわいい遊び姿をさっさと撮っておけば良かった

この後悔は

1)人に見せれるような動画や写真が撮れるタイミングを計っていた

きれいでよく撮れてる画を一発で撮ろうとしてたんで
・人に見せる前提で撮影するのをやめる(ブログの写真・YouTube)
・撮りたいって思ったら撮る。動画は長尺でも超短尺でも。あとで編集すればいい

2)いま撮影は面倒くさくて、また機会はくる、いつでも撮れるって高をくくっていた

「いま撮りたいって思ったのに撮らなかった」
これを罪と感じる

罪という罪悪感が
今度こそしなきゃっていう焦りになり
疲労困憊するから要注意なんだけど

しまじの死後は
今いる猫に対して無意識のうちに
「急死が怖いから撮影する」って意識で行動してて
しばらく疲労した
周囲に八つ当たりも
だって怖いんだもん

なので意識を変えた
「いまこのかわいい姿を撮りたいって思ったから撮影する」
そうするとラクになった

『また機会はくる、いつでも撮れる』っていうのは
面倒くさいの正当化
面倒くさい=動きたくない=休息要
まだまだ全然休めてなかったということ

それを実感したのが2/12のHAPPY理論研究所にて
実は昨年からHAPPYちゃんのやってる
HAPPY理論研究所(HTL philosophy)に参加している

彼女の「忙しい」の中には
・3時間のソースに繋がる時間をとるのに忙しい
・3時間のお昼寝時間をとるのに忙しい

1日の中に計6時間のリラックスタイムが入っている
ストイックなのはわかってたけど
ここまでとは!ってハッとしたの

もっと休んで良かったんだと
もっとお昼寝して良かったんだと

まだまだ寝ること、休むことへの固定観念がひどい
体に鞭打ってる

で、即実践して一週間
猫の写真や動画を撮ること、一緒に遊ぶことへの
面倒くさいが格段に減った
体もラクになった

もう本当にね、体と心の芯から休むってことが
できなかったのよ

リラックスのプロは人生のプロ

HAPPYちゃんの名言だ
リラックスって人それぞれだから
行動だけを真似てもうまくいかない
自身で感じないとね

最近のわたしのリラックスは
庭にある机とテーブルで過ごすこと

そこで庭を見ながらぼーっとしたり
パソコン作業したり
本読んだり
ご飯食べたり

猫も周りに集まってくるし
最高なのだ

そうやって3ヶ月悲しみと付き合った
残酷な悲しみって
気が狂うまでどっぷり浸るしかない

浸たり切るとスッキリして
気分の切り替えが勝手に始まる

さっきまであんなに悲しかったのに
あれは何だったんだろう・・・ってくらい
冷静に普段モードになる

悲しみにどっぷり浸るのは
「辛いから早くスッキリしてラクになりたい」
って思いからでなく

悲しみに浸りたいから浸るのだ
しまじに浸りたいから浸るのだ

悲しみから逃げない方がラクなのだ
どっぷり浸る方が気がラクなのだ
嬉しいのだ

すると気持ちの切り替えが
おまけでやってくる

 

10年後のわたしになったつもりで
いまのわたしに言葉をかけるとするならば

・しまじを亡くした悲しみに耐えてくれてありがとう
・いっぱい悲しんでくれてありがとう
・いっぱい思い出してくれてありがとう

そんなところだ
これも3ヶ月たった今だから思えること

そしてしまじはいない
この現実と一生付き合っていかなければいけない

これからも急に怒涛の悲しみが湧いて
残酷さを感じることが多々あるだろう

その時はまたどっぷりしまじに浸るのだ

<スピ小話1>

しまじが家に戻ってこない時
自分に問い合わせた

今どうなってんの?
どこにいるの?
無事なの?
死んじゃったの?

すると町内放送が耳に入ったの
「行方不明者は無事、保護されました」

子供やお年寄りが家に帰らなくて
よく放送されるやつ

あ、大丈夫かもって思ったよ
でも全然戻ってこないから
また同じことを自分に問い合わせた

するとまた同じ町内放送が!

それでも戻ってこないから
市役所に電話したんだけども・・

結局亡くなってたはいたけど
しまじは無事保護されたんだよね

行方不明のまま遺体も見れず・・・
ってならなかったのが唯一の救いだった

<スピ小話2>

しまじの遺体が見つかった場所へ
行ってみた

道路脇の草むら

雨の日だった
ここでしばらく佇んでた

しまじ、どんな最期だったの?何があったの?

そんな問いかけをしていたら
突然フラッシュバック

しまじの最期の視界らしきものが飛び込んできた
対向車線からやってくるトラックを見上げた絵

あぁ あのトラックか・・・
そうか・・・

最近、映画「コーヒーが冷めないうちに」を見た
過去や未来に行けるけど
それによって現実は変わらない
コーヒーが冷めないうちに戻ってこないといけないから
滞在は5分くらいか

最後にしまじを見たあの瞬間に
もう一度戻りたい
恐いけど戻りたい

そしてぎゅっと抱きしめて感触を味わって
お別れを言いたい

さよなら ありがとうって

ちゃんとお別れができるって
最高の別れ方だと思う

いまいる猫たちとは全員
そんな別れ方をしたい