何度同じ後悔をすればわかるんだろう
何度同じ悲しい目に合えば気が済むんだろう
8/5、18年飼っていたカメのがくさんが死んだ
40年以上は生きると思っていたから
全然心の準備ができていなかった
食欲ないなぁ~と様子みていたら
急に首を長く伸ばすようになり
脱水症状かなぁ~とお風呂に入れ
夜中に急に大きく口を開けて声をだした
何かを吐き出すような感じのけたたましい声
これやばいやつかも!
明日すぐ病院に連れていかなきゃ!
久しぶりにがくさんの側について寝た
一度朝方にがくさんは動いてまたちょっと声を出した
でもそのまま寝たっぽかった
わたしが起きるとがくさんは側にいて
まだ寝てる様子だったからそのままにして
支度して病院に連れて行こうと持ち上げたら
動かない
嘘だ!嘘だ!嘘だ!
動揺が止まらない
やばいとは思ったけど
死ぬとは思ってなかった
しかも死んでるのか昏睡状態なのか
よくわからない
でも死んでるに決まってる
でも生き返ってくれたら嬉しい
治療の余地があるなら病院に連れて行こうと
出かけた
でも先生に見せると「死んでいる」と
そうだよね そうだよね
車の中でも覚悟はできてた
死んじゃってるよね
信じられないけど死んでるよね
いつもの寝姿とあんまり変わりがないんだもの
嘘みたい
食欲不振になってから一週間くらいの出来事だった
あっという間 急すぎる
まだたまに震えて吐きそうになる
愛するものを愛したいように愛したい
なぜ”愛したいように”ができないのか
自分が嫌になる
何度も犬猫を亡くした時に思ってるのに
毎回同じ後悔をする
いま飼ってる猫たちとは
ようやく後悔しないで済みそうな生活を送っている
その満足さに気を取られてて
がくさんのことは疎かになっていた
迂闊だった
馬鹿だった
がくさんはまだまだ長生きするから
大丈夫って高をくくっていた
あまい
自分の甘さに呆れる
がくさんには過去二度やらかしているのに
1年目に肺炎で死にかけた
2年前に脱ペニスでやばかった
なぜ”愛したいように”愛せない?
死にかける度に誓うのに
続く